これだけは知っておきたいエイズのこと、HIVのこと。
HIV感染者がこの10年で急激に増加しています。
感染しても潜伏期間が長く、自覚症状も無いので、現在の確認されている以上の感染者がいるものと思われます。外国の事、自分達には関係の無いことでは無くなってきています。もしかしたら貴方自身、貴方の周りの大切な人が感染している可能性も決してゼロでは無いのです。
なぜセックスの際にコンドームの着用を訴えているのか、日常生活の中では感染することはない事など、正しい知識を持って下さい。正しい知識を持つことは、感染者や患者さん達だけでなく、私達自身にとっても、とても大事な事です。医療関係者として、皆さんに是非知っておいていただきたいので、簡単ですが掲載します。ここには大阪市のHIV・エイズに関する相談場所などを掲載していますが、他の都道府県でも同じような機関がありますので、参考になればと思います。
「HIV」と「エイズ」は同じ事?
いいえ、全然違います。
「
HIV:Human Immunodeficiency Virus 」は、人間の免疫機構を司るヘルパーT細胞に感染し、それを破壊するウイルスの名前です。
「
エイズ:Acquired Immune Deficiency Syndrome」は、HIVというウイルス感染による免疫力低下によって発症する様々な病気の総称(症候群)です。
HIVに感染したら、直ぐエイズを発症するの?
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いいえ、HIVの潜伏期間は約10年です。
体内にHIV抗体ができるのに6〜8週間かかるので、感染して直ぐに検査しても、HIV感染は陰性と出てしまいます。
また、抗体が出来てからも、自覚するような症状は無く、見た目も本人も感染しているかわかりません。
しかし、HIVは体内に潜み、少しずつ免疫が低下していきます。
エイズを発症するということは、通常の免疫機構が働いていたら何ともない筈の菌やウイルスの感染を起こし出すということです。 |
主な感染原因は何ですか?
感染の殆どが性感染によるものです。HIVに感染するのは、
@HIV感染者の血液・精液・膣分泌液・母乳が、粘膜(膣・ペニスの先・口腔・直腸)に直接ふれる場合。
A注射器で直接血管内に入る場合。
*2002年 全国新規HIV感染者届け出数(感染原因別) 計614人(100%)
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異性間の性的接触
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同性(両性)間の性的接触
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静注薬物乱用 |
母子感染 |
その他* |
不明 |
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203人(33.1%)
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329人( 53.6%)
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0.2% |
0.5% |
0.8% |
11.8% |
*輸血・複数の感染経路のある場合
30歳前後を中心に感染が増えています
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■2002年度年齢別全国新規HIV感染者届け出数■
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■全国HIV・エイズ患者数の累計■
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*凝固因子製剤による感染者(1431人)を除く
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2002年の累計HIV感染者は5140人、エイズ患者は2556人と、この10年で急激に増加しています。
HIV感染は目に見えません。
この数は氷山の一角に過ぎず、実際はもっと多くの感染者がいるものと考えられます。 |
セーファーセックス(より安全なセックス)で感染予防
挿入前からコンドームを使用すれば、体液と粘液の接触を妨げるので、HIV感染を予防するのに効果的です。ピルは避妊には効果的ですが、HIV・STI(性感染症)の感染は防げません。
日常生活で感染する心配はありません!!!
基本的に、HIVは非常に感染力の弱いウィルスです。
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●HIVは、皮膚からは感染しませんし、空気中・水中でも感染力はありません●
お風呂・トイレ・つり革・握手・手などによる接触では感染しません。
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●HIVは、血液・精液・膣分泌液・母乳以外の体液から感染することはありません●
汗・くしゃみ・キスなどでは感染しません。
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●病院の注射・器具●
全てが使い捨て、または滅菌しています。
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●人間以外の動物の体内ではHIVは生きられません●
蚊・ペット・家畜を介して感染することはありません
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大阪市については各区の保健福祉センターで検査を受けられます
注)感染の機会のあった日から約3ヶ月経ってからでないと、正確な結果は出ません(上記参照)。
●匿名でも受けられ、検査費は無料、予約は不要です。
●5ccの血液を摂るだけで、HIV・梅毒・クラミジアの検査が出来ます。
●約1週間後、もう一度保健福祉センターにきて、検査申込書の控えと引き替えに本人が直接検査結果を受け取るので、結果は直接本人にのみお知らせします。電話・郵送での結果通知・代理人への通知もしません。 |
*梅毒・クラミジアの検査も行えますので、詳しくは下記へ問い合わせて下さい。
大阪市保健所感染症対策課:TEL06-6647-0656
大阪市内各区保健福祉センターのHIV抗体検査実施日一覧
(受付時間は全てAM9:30〜11:00)
| 検査日 |
保健施設センター名 |
検査問い合わせ電話番号 |
| 月曜日 |
毎月第1・3 |
浪速区 |
6647-9882 |
| 西成区 |
6659-9882 |
| 毎月第2・4 |
港区 |
6576-9882 |
| 平野区 |
4302-9882 |
| 火曜日 |
毎月第1・3 |
東淀川区 |
4809-9882 |
| 住之江区 |
6682-9882 |
| 毎月第2・4 |
大正区 |
4394-9882 |
| 東成区 |
6977-9882 |
| 生野区 |
6715-9882 |
| 水曜日 |
毎月第1・3 |
旭区 |
6957-9882 |
| 毎月第2・4 |
福島区 |
6464-9882 |
| 淀川区 |
6308-9882 |
| 城東区 |
6930-9882 |
| 木曜日 |
毎月第1・3 |
鶴見区 |
6915-9882 |
| 住吉区 |
6694-9810 |
| 此花区 |
6466-9882 |
| 毎月第2・4 |
天王寺区 |
6774-9882 |
| 金曜日 |
毎月第1・3 |
西区 |
6532-9882 |
| 阿倍野区 |
6622-9882 |
| 都島区 |
6882-9818 |
| 毎月第2・4 |
西淀川区 |
6478-9809 |
| 東住吉区 |
4399-9882 |
| 月〜金の毎日 |
北区 |
6313-9882 |
| 毎週、月・水・金 |
中央区 |
6267-9882 |
平日・昼間に検査に来る事の出来ない方はこちらへ(梅毒・クラミジア検査は出来ません)
|
夜間HIV抗体検査:(財)大阪予防医学協会にて、
毎週木曜日18:00〜20:00 TEL:6447-0431
|
|
土曜日HIV抗体検査:大阪合同ビル2階NPO法人「チャーム」にて、
毎週土曜日14:00〜17:00 TEL:6347-6766
|
もし、HIVに感染していたら?
感染しても決して諦めないでください。
早期に医師に受診することで治療の効果も上がります。HIVに感染していても、直ぐに発病するのではありません。適切な治療を受け、規則正しい生活を送ることで、発病を抑えることが出来ますし、症状の出ていない人だけでなく、エイズを発病した人でも、日和見感染症や悪性腫瘍に対する治療も進んでおり、また、抗HIV薬が保健で承認されていて、毎日薬を飲むことで、今まで通りの社会生活を送れるようになってきています。
しかし、一度薬を飲み始めたら、一生毎日欠かさず薬を飲み続けることになります。例え抗HIV薬が保健承認されていても、患者さんにとっては肉体的・精神的・金銭的に、とても大変です。感染していた場合、保健所・保健福祉センターで専門病院の紹介や医師・保健師による相談を行っています。一人で悩まず、信頼できる人や、エイズカウンセリング・民間支援グループやカウンセラーなどに連絡して下さい。
| ●無料エイズカウンセリング: |
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北区保健福祉センター
TEL:06-6313-9968
|
第1・3木曜日 AM9:30〜11:30
(予約制ですので、直接電話で申し込んで下さい) |
|
中央区保健福祉センター
TEL:06-6267-9968
|
第2・4金曜日 AM9:30〜11:30
(予約制ですので、直接電話で申し込んで下さい)
|
| 市民病院・市立総合医療センター・市立大学医学部付属病院の場合は、それぞれ主治医に申し込んで下さい。 |
資料:大阪市「LIVING with AIDS」を参考・抜粋しています。